蘭子が教えるインクプリンターの目詰まり解消法【CANON/brother/EPSON】
brotherプリンターのインク目詰まりはこうやって解消する!brotherユーザーのあなたのために、印刷品質のチェック方法やヘッドクリーニングの手順を詳しく解説します。
私のプリンタートラブルを解決してくれた友人の利伸さんの愛用プリンターはbrotherです。brotherのプリンターはコストパフォーマンスが良いと評判なので、愛用者も多いですよね。
そこで、brotherのインク目詰まりの解消法についても教えてもらったので紹介します。プリンターの不調に困っている方の助けになれば嬉しいです。
キヤノンのプリンターの方はこちら CANONプリンターのインク目詰まり解消法
エプソンのプリンターの方はこちら EPSONプリンターのインク目詰まり解消法
まずは、印刷品質チェックを行いましょう。印刷品質チェックでは何色のインクがトラブルを起こしているかを知ることができます。
各色の印刷パターンが出るので、全てのブロックがキレイに印刷されているかを確認します。もし色が混ざっていたりブロックがかけている場合は目詰まりの可能性があるので、(2)ヘッドクリーニングの出番です。
プリンターの印刷品質を維持するには、プリンターの機種に適した洗浄カートリッジ(または洗浄液)を購入して、定期的にヘッドクリーニングを行うことをおすすめします。洗浄カートリッジや洗浄液を購入せず、使用中のインクを使ってヘッドクリーニングを行うことも可能ですが、大量のインクを消費してしまうため経済的ではありません。目詰まりの状況によりますが、2〜3回のヘッドクリーニングで目詰まりが取れるとも限らず、5回以上行う可能性も考えられます。高価なインクを使用するよりも、専用の洗浄カートリッジや洗浄液を利用するほうが出費を抑えられるでしょう。
洗浄カートリッジとは、プリンター内部をきれいに洗浄してくれる「クリーニングカートリッジ」です。インクと同じ成分でできているので、お使いのプリンターに安心して利用できます。使い方も簡単で、インクカートリッジと同じようにプリンターにセットするだけでOK。定期的なお手入れがプリンターの寿命を左右しますので、インクを買うときは洗浄カートリッジもセットで購入するのがおすすめです。
洗浄カートリッジの使用にはコツがあります。2回ほどヘッドクリーニングを行って印刷品質チェックが良好になっても、すぐに印刷を再開しないでください。理想的な使用方法は、2回のヘッドクリーニングを行った後にプリンターを2時間ほど放置して、再度2回のヘッドクリーニングを行うことです。完了したらインクカートリッジを装着して、最後に印刷品質チェックを行いましょう。
参考までに、ブラザーの洗浄カートリッジを取り扱っているショップを調査してまとめました。販売店ごとの料金を一覧表にまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
ブラザーの洗浄カートリッジはこちら ブラザーの洗浄カートリッジ販売ショップリスト
プリントヘッド用洗浄液は、ヘッドの汚れを溶かし除去するクリーニング液です。キッチンペーパーとスポンジを使って洗浄液をかけ、ヘッドを動かしながら直接汚れをとっていきます。ヘッドクリーニングを行ってもインクの目詰まりが解消できない場合に使用するのがおすすめです。目詰まりに対する効果は高めですが、使用方法が複雑で後処理の手間がかかるため、取り扱っているショップはほとんどありません。
洗浄カートリッジと違い、洗剤のように使用するため、基本的にひとつ持っていればどのメーカーのプリンターにも対応できます。しかし作業が大変な上に、液が漏れないよう注意しないといけないため、プリンターの扱いに慣れていない方には不向きかもしれません。
洗浄液の料金を調査して一覧表にまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。
ブラザーの洗浄液はこちら ブラザーの洗浄液販売ショップリスト
印刷品質チェックで問題点を確認したのちメンテナンス用品を購入したら、次はヘッドクリーニングを行います。ヘッドクリーニングを2回ほどやって目詰まりが取れないからと諦めるのはまだ早いそうです。
2回のヘッドクリーニングで印刷品質チェックパターンに改善がみられるのであれば、5~6回くらいまでは頑張りましょう。
ヘッドクリーニングでは大量のインクを消費するので、セットされているインクカートリッジをそのまま使うよりも、洗浄カートリッジを購入した方がおトクです。目詰まりも解消しやすいのでおすすめです。
より目詰まり解消の効果を高めるには、最初に2回ほどヘッドクリーニングを行った時点で、2時間程度そのまま放置します。その後、再度2回程度のヘッドクリーニングを行ってください。
この流れを一通り行ったうえで、次はインクカートリッジを装着してヘッドクリーニングを実施しましょう。最後に印刷品質のチェックをして、良好な結果であれば目詰まり解消です。
洗浄カートリッジを使ったヘッドクリーニングで目詰まりが解消されない場合、何度も繰り返しヘッドクリーニングをしないようにしてください。
プリンター故障の原因になりかねません。機種によるかもしれませんが、メーカーでは5回行って効果がない場合、お客様相談窓口への連絡を推奨しています。
いずれにしても、ヘッドクリーニングにこだわるのではなく、電源を落としてカートリッジを取り外し、1時間程度放置する方法を試してみましょう。このとき、電源スイッチを切るだけではなく、電源コードもコンセントから抜いておきます。
たったこれだけのことですが、電源を入れ直してヘッドクリーニングを行い、印刷チェックをかければ、ちゃんと印刷できていることがあります。
ヘッドクリーニングだけでは解決しない場合、別の箇所に問題が潜んでいる可能性があります。
brotherプリンターには、プリントヘッドが往復する経路の端に排インクのたまる場所があります。プリンタ内部を確認して、インクの塊や激しい汚れが見つかれば、それが影響しているかもしれません。
このインク汚れを落とすには、カートリッジタイプではなく、ボトル入りの洗浄液を使用します。洗浄液で汚れを浮き出させ、ティッシュペーパーなどで拭き取ります。
このとき、内部に紙が残ってしまわないように注意して作業してください。そして、排インクをきれいに取り除いたうえで、ヘッドクリーニングを行います。
プリントヘッドが端にあるときは、中央に移動させて作業します。プリントヘッドを中央に移動させる手順は、お使いの機種の取扱説明書を参考にしてください。
インクカートリッジを使用してヘッドクリーニングをする場合、噴出したインクは排インクとなります。インクがもったいないのと同時に、排インクがたまってしまうこともデメリットだといえます。
前述のように、排インクが多すぎて印刷品質が悪くなる可能性があるためです。そこで、通常のヘッドクリーニングではなく、印刷をすることで同様の効果を狙うことができます。
単純な方法ですが、目詰まりしている色を大量に印刷させるのです。用紙一面にその色だけで印刷をかければ、目詰まり解消に役立つことがあります。
以上の方法によって、brotherプリンターのインク目詰まりが解消できる可能性がアップします。うまく活用して快適にプリンターを使ってください。
ただし、これらの方法で必ず解決できるとは限りません。また、メーカー指定の方法以外は自己責任で行う必要があります。どのような方法をとるにしても、安全に注意して行うことが重要です。