蘭子が教えるインクプリンターの目詰まり解消法【CANON/brother/EPSON】
使い勝手が良く、相性のいいプリンターは、長く使いたいものです。
しかし、印刷物に、縦横などの不要な線が入ったり、文字がにじんだりする場合は目詰まりが起きている可能性があります。その時、どう対応すればよいのか、正しい対処方法をお伝えします。
まずは、LEDヘッドの清掃を試してみます。電源を切り、OPENボタンを押しトップカバーを開けます。トップカバー裏面のレンズ4カ所を軽く拭きます。
定着器ユニットは高温になっているので、絶対に触らないでください。また、清掃には絶対にメチルアルコール・シンナーを使用せず、本体内部に直射日光や約1,500ルクス以上の光を当てないようにしましょう。
LEDヘッドの清掃をしても異常が改善されない場合は、イメージドラムを掃除していきます。イメージドラムに付いている黒いシート(遮光フィルム)の異物を軽く拭き取りましょう。このとき、折り曲げたりしないように注意。
イメージドラムは、光に弱いので、作業にはスピードが重要です。室内の照明でも5分以上放置すると傷つく可能性があります。
文字が薄かったり、汚れたりする場合、用紙の厚さやサイズが適切でない場合があります。また、湿気や乾燥でも正常に印刷できないことがあります。適切な温度と湿度の環境で印刷紙を、保管しましょう。
トナーが少なくなると、[* トナーコウカン ジュンビ](*はトナーの色を示します)のメッセージが表示。新しいトナーを準備しましょう。[トナーコウカン ジュンビ]と表示されてから、約200枚程度であれば印刷できます。[トナーガ アリマセン]の表示後は、印刷ができません。
[トナーコウカン]のメッセージが表示されたら、トナーカートリッジを新しいものに交換。無理やり印刷を続けることはやめてください。
トナーの交換では取り扱いに注意が必要。トナーが手に付着して目や口に入ったりしないよう、事前に取扱説明書をよく読み、適切な取り扱いを心がけましょう。
トラブル発生時には、意外と簡単なことが原因になっていることが多いです。印刷がうまくいかないときは、すぐに修理を依頼するのではなく、上記でご紹介した方法を一度試してみてください。
電源を切りトップカバーを開け、LEDヘッドのレンズ面、およびイメージドラムの遮光フィルムに付着した汚れを、慎重に拭き取ります。清掃作業環境や注意点を正しく把握したうえで行ってください。
OKI公式サイトの「ユーザーズマニュアル」で印刷時の不具合の事例とその原因および対処法が配信されています。他社製品と同じ感覚で、独断でいきなり清掃作業に及ぶ行為は、故障の原因となります。必ずチェックすることをおすすめします。