蘭子が教えるインクプリンターの目詰まり解消法【CANON/brother/EPSON】
自宅のプリンターを活用して、自分だけのオリジナル同人誌を作ってみませんか?
ここでは、自宅でこだわりの同人誌・コピー本を印刷する方法を解説しています。フルカラー印刷にしたり、用紙を厚紙にしたりして、こだわりを詰め込んだ豪華な1冊を完成させましょう。
同人誌・コピー本を初めて制作する場合、多くの人はプリンターの操作でつまずきがち。印刷方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にして下さい。
まずは印刷したいデータを用意します。表紙を作る場合は、厚めの紙を使用するのがオススメです。
A5サイズ(148mm×210mm)の場合は、A4サイズの紙を使用します。
B5サイズ(182mm×257mm)の場合は、B4サイズの紙を使用します。
印刷する際は、PDFもしくはBMPファイルで出力するようにします。右開き本を作る場合、プレビュー画面で左側にあるのが表紙、右側にあるのが裏表紙です。
次に元となるデータを取り込みます。このとき、必ず表紙と同じサイズを選びましょう。印刷するページ数は4の倍数にしなくてはいけません。1枚の用紙の表裏に、4ページ分が印刷されますので、足りない場合は白紙にしておきましょう。
1枚の印刷で4P分のデータを印刷することになるので、ページを結合してひとつのPDFとして出力すると便利。各ページをバラバラに印刷すると、本にする際にかなりの手間がかかるので、避けたほうが良いでしょう。
印刷プロバティを開き、自分が使用するプリンターが設定されていることを確認して下さい。[プリンターのプロパティ]を選択して[基本設定]タブを操作していきます。
まず上部の[用紙の種類]から使いたい紙を選びます。次に[給紙方法]で、紙をセットする場所を選択。[印刷品質]は標準を選んで、[色/濃度]では自動を選びます。
続いて[基本設定]タブから[ページ設定]タブに移動。[ページレイアウト]では[フチなし前面]を選んで[はみ出し量]を最大に設定しておきます。
[用紙サイズ]では見開いた状態のサイズを選択。(A5の本を作る際はA4でOK) [用紙の向き]の横にチェックを入れ、印刷したい部数を入れたらOK。印刷ボタンを押して実行です。
表紙と同様に[ファイル]から印刷プロパティを選択。[基本設定]タブの[用紙の種類]で普通紙を選び、[給紙方法]で紙をセットする場所を指定します。[印刷品質]で標準を選んだら、[色/濃度]で自動を選んで[ページ設定]タブに移りましょう。
[ページレイアウト]の冊子を選択して、[用紙サイズ]から原稿と同じサイズを指定。A5のコピー本の場合はA5を選んでください。次に[出力用紙サイズ]では、印刷する紙のサイズを選択(A5の原稿を作るならA4を選択)。[印刷の向き]で縦を選択したら、綴じかたの設定に移ります。
[ページ設定]の[詳細設定]から、作りたい仕様の設定を始めます。[とじかた]では、左とじか右とじを選択。小説のような縦書きの本は、右とじが一般的です。[とじしろ]は0mmでOKですが、本の内側の余白を広げたい場合は調整してみましょう。
[両面印刷]の自動にチェックを入れ、印刷する部数を指定。下部のOKボタンを押せば、すべての設定が完了です。
表紙をセットし、ページの順番が間違っていないことをチェックしたら、真ん中で折り目を作り、回転式ホッチキスで真ん中を2~3箇所留めて完成です。
印刷物がぼやけていたり薄かったり、また黒や白い線が入ったりして印刷が上手くできないことがあります。
普段プリンターをあまり使用していない場合、プリンターの内部でインクが固まり、詰まりを起こしている可能性大。インクが詰まると綺麗に印刷できないため、プリンターを使い始める前に一度ヘッドクリーニングを済ませておくことをおすすめします。それでも擦れや色むらなどの問題が解消しない場合は、洗浄カートリッジを使用してみてください。また、何度も紙詰まりが起こる場合は、用紙に含まれた湿気が原因かもしれないので、別の新しい紙を使用してみてください。
プリンターは電子機器ですので不具合が付き物です。長持ちさせたいなら、定期的にメンテナンスを行って、インク詰まりを解消する必要があります。使用しているプリンターに合った洗浄カートリッジを常備しておけば、いつ印刷トラブルが起きても冷静にメンテナンスできるでしょう。 洗浄カートリッジの使用方法は、インクと同じようにセットして印刷するだけでOK。簡単に汚れを取り除くことができるため、常備しておくと便利です。