蘭子が教えるインクプリンターの目詰まり解消法【CANON/brother/EPSON】
EPSONのプリンター印字でトラブルがあった時はヘッドクリーニングを実行しましょう。ヘッドクリーニングの実行方法を紹介します。
キヤノンのプリンターの方はこちら CANONプリンターでヘッドクリーニングを実行する
ブラザーのプリンターの方はこちら brotherプリンターでヘッドクリーニングを実行する
ヘッドクリーニングとは、インクを強制的に流すことによって、インクが詰まっている部分をキレイに流して色のかすれなどのトラブルを改善させる方法です。
ヘッドクリーニングは、プリンター本体にある液晶画面から行うこともできますが、繰り返して行う場合はパソコンで操作した方が簡単なので、ここでは、Windowsからのヘッドクリーニング実行方法を紹介します。
最初に確認したいのは「そもそもヘッドクリーニングが必要な状態なのか?」です。その目安となる画像が以下となります。日頃、何かしら印刷をしているとき、下記のような状態になっていたら、ヘッドクリーニングの時期が来たと思ってください。
画像引用元:EPSON公式HP
https://faq2.epson.jp/web/Detail.aspx?id=000425
(問題がない正常な印刷)
画像引用元:EPSON公式HP
https://faq2.epson.jp/web/Detail.aspx?id=000425
(線状で色などが出ていない状態)
ヘッドクリーニング後、以下のようなものを印刷することができます。これは「もう問題はないか?」を確認することができるもので、ノズルチェックパターンと呼ばれます。右側のように線が切れている場合は、ヘッドクリーニングが必要な状態と判断できます。この線がなくなるまで、ヘッドクリーニングを実行していくことになるわけです。
ちなみに、以下の画像は「PX-048A」の場合になります。他モデルの場合、多少パターンが異なる場合があります。
画像引用元:EPSON公式HP
https://www2.epson.jp/support/pcm/printer/manual/NPD5234_00.pdf
Windowsからのヘッドクリーニングを実行する
使用しているOSが「Windows」だった場合のヘッドクリーニングの実行方法の説明をします。ちなみに、OSのバージョンによって、細かい実行方法は変わってきますが、基本的な流れは変わりません。
Macからのヘッドクリーニングを実行する
OSが「Mac」だった場合のヘッドクリーニング実行手順になります。こちらもWindowsのときと同様、OSのバージョンによって細かい部分は変わってしまう可能性はありますが、大まかな流れは変わらないためご安心ください。
念のため、プリンタ本体でのヘッドクリーニングの手順を紹介しておきます。
ここからは、上記の手順でヘッドクリーニングを実行した場合、どうなったらOKなのか?何回、繰り返せばよいのか?などのチェック方法や目安、そして対処法などについて触れていきます。
ヘッドクリーニングが完了したらノズルチェックを行う。
これ4回程度繰り返す。
これが1つの目安になります。これだけ実行しても改善が見られない場合は、他の手を打つことになります。
なお「ヘッドクリーニングは、プリンターを傷めるので2回までに」と言う説があるようです。断言しますが、まったくそんなことはありませんので、安心してヘッドクリーニング・ノズルチェックを行っていきましょう。
上記対策を行っても改善されない場合は、電源一旦切って放置します。目安は6時間以上。再度ノズルチェックとヘッドクリーニングを行いましょう。
インクカートリッジに問題がある可能性を疑うことになります。以下のことを確認し対処してみてください。
つまり古いカードリッジなどを使用していると、うまく印刷できないことがあるため、対策をしましょうということです。
ここまで試してみても解消されなければ、EPSONの修理窓口へ問い合わせてみてください。
できる限り効率的にヘッドクリーニングとノズルチェックをしたいですよね。そこで、ヘッドクリーニング・ノズルチェックを行うときの注意点を紹介します。
以下、ヘッドクリーニング中にやってはいけないことを記載します。
ヘッドクリーニング中は、プリンタ本体としてもかなりデリケートな状態となっています。したがって、終了するまで見守ることに徹しましょう。
ノズルチェックパターンが正しく印刷させるために、明るい場所で作業を行うようにしてください。
電球色だったり、蛍光灯だったり、このような下で確認を行うと正しく確認できない場合もあるようです。
ヘッドクリーニング、ノズルチェックは何度も実行しても改善が見られない場合は、素直にエプソンの修理窓口に相談をしましょう。
繰り返しノズルチェックを実行すると、インクを消費してしまいます。
ただでさえ、インクは安いものではないのでランニングコストを抑えるためにも、ノズルチェック・ヘッドクリーニングは適度に行うようにしましょう。
ヘッドクリーニング・ノズルチェックは基本的に全ての色を使用することになります(機種によっては色別で実行できますが)。このとき、インク残量がなくなってしまえば、ただの無駄な印刷をしただけになってしまいます。
こちらもランニングコストを少しでも抑えるためにも、しっかりと実行前にチェックをするようにしましょう。
プリンターを使い続けるようにするためには、目詰まりを引き起こさないようにする工夫が必要です。目詰まりで困っている人、プリンターを長持ちさせたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
プリンターを使わない期間が長くなるとインクが乾いて目詰まりしやすくなるので、1週間に1回は使うといいです。
しかし、業務用であれば問題ないのですが、自宅で使用しているプリンターに関しては難しい対策方法になりそうです。
インクカートリッジを本体から外して再度設置するだけという簡単な作業になりますが、これは強力なクリーニング方法ともいわれています。
これだけで、チューブやプリントヘッダのエア噛みといったトラブルも解消できます。しかし、大量のインクを消耗してしまうので実行回数には気をつけてください。
待機電力を節約するため、電源プラグから抜いている人は多いです。これに関しては何ら問題はありません。ただ必ず電源をOFFにしてから電源プラグを抜くようにしましょう。
電源ONのままプラグを抜くとプリントヘッドが乾燥してしまい目詰まりの原因となってしまうからです。
ヘッドクリーニングでヘッドが傷むことはありませんが、多くのインクを消費するのは確かです。通常の印刷の数倍のインクを消費するそうです。そのため、何回も実行することを躊躇する方もいると思いますが、目詰まりさせたままにもできないので、困ってしまいますよね。
そんな時には洗浄カートリッジを使いましょう。通常のインクカートリッジを取り外してセットすれば、ヘッドクリーニングでインクを無駄にすることはありません。また、洗浄液が目詰まりをより効率的に解消してくれるため通常のインクで行うよりもすばやく目詰まりを解消できます。洗浄液の成分はインクにもともと含まれている成分なので、安心して使用できます。
洗浄カートリッジを使ってヘッドクリーニングすれば、頑固な目詰まりも解消して、再び快適に使用できるかもしれません。故障だと諦める前に、ぜひ洗浄カートリッジを試してみましょう。
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洗浄カートリッジを使ったヘッドクリーニングよりもさらにおすすめな方法があります。「【裏技】目詰まり解消&プリンターを本当に長持ちさせる方法」で紹介していますので、ぜひ見てください。
この方法を使えば、インクを無駄にすることなく、簡単に目詰まりを解消できます。時間の無駄もなくて、とても経済的です。