蘭子が教えるインクプリンターの目詰まり解消法【CANON/brother/EPSON】
CANONのプリンターがインクの目詰まりを起こした時はどうしたら良いのかな?と困ってるあなたのために、ノズルチェックの実行方法やヘッドクリーニングの手順を紹介します。
私が愛用しているCANONのプリンターは、W黒で文字がくっきり、インクカートリッジも大容量で、とても気に入っています。が、そんなCANONプリンターが、ある日突然キレイに印刷できなくなってしまったのです。そこで物知りな友人の利伸さんに助けを求めたところ、無事に復活!
というわけで、このカテゴリーでは、CANONプリンターの目詰まりを直したときに実際に行った解消法を紹介します。
ブラザーのプリンターの方はこちら brotherプリンターのインク目詰まり解消法
エプソンのプリンターの方はこちら EPSONプリンターのインク目詰まり解消法
まずは、どの色のインクがトラブルを起こしているのか、ノズルチェックを行ってチェックします。私が使用しているWindowsでの手順を説明します。ヘッドクリーニングで解消できるトラブルなのかどうかを判定するために、(2)ヘッドクリーニングを実行する前に、必ず行ってくださいね。横着したらダメですよ~。
ノズルチェックでどの色にトラブルがあるかが確認できたら、次は使用中のインクに合ったメンテナンス用品を探してみましょう。おすすめは、メンテナンス初心者でも簡単に使用できる「洗浄カートリッジ」です。インクカートリッジと同じようにプリンターにセットしてボタンを押すだけなので手間もかかりません。ヘッドクリーニングはインクを噴射させて詰まりを除去するクリーニング方法なので、大量のインクを消費してしまいます。通常のインクをヘッドクリーニングに使用することもできますが、決して安価ではありません。メンテナンス専品の方が詰まりの解消に効果があり、なおかつ安いので経済的です。
洗浄カートリッジは、カートリッジの中にインクではなく洗浄液がセットされたメンテナンス製品です。洗浄液がプリンター内部の汚れやインクのかたまりを溶かしてくれます。小方法はとても簡単。インクカートリッジと同じようにプリンターにセットして、通常通りヘッドクリーニングを行うだけ。パーツを外したり、汚れないよう手袋を用意したりする手間はかかりません。カートリッジの中の洗浄液はインクと同じ成分で作られているため、使用中のプリンターにも安心して使用できます。
ノズルチェックで目詰まりしたインクの色が判明している場合は、そのインク専用の洗浄カートリッジだけをセットして、その色のベタ印刷をするのがおすすめです。印刷するごとにインクがなくなり、透明の洗浄液がでてきます。印刷物の色がなくなったら洗浄は完了。通常のインクカートリッジをセットし直して、再度ヘッドクリーニングを行いましょう。
ちなみに、洗浄カートリッジの価格は販売しているショップによって異なります。販売店ごとの価格を調査してまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。
CANONの洗浄カートリッジはこちら CANONの洗浄カートリッジ販売ショップリスト
ヘッドクリーニングで思うような効果が得られない場合、プリントヘッド用洗浄液を使用してみるのもひとつの手です。プリントヘッド用洗浄液とは、洗浄カートリッジのようにプリンターにセットするものではなく、パーツを取り外して洗浄するタイプのメンテナンス用品になります。洗浄カートリッジと比較すると使い方はやや複雑です。
まず洗浄液を入れる容器を用意して、本体からプリントヘッドを取り外したのちに洗浄液を容器へ移します。ノズル部分が浸るまで洗浄液を注いだら、カートリッジを差し込む部分にも同じように注ぎます。このとき、基板が濡れると故障の原因になるので注意しましょう。2時間以上放置したら洗浄液を容器から取り出して自然乾燥させ、元の通りセットします。慣れるとさほど手間ではありませんが、プリンターへ負荷がかかる方法なので、あまり頻繁には行わず自己責任で行ってください。
プリントヘッド用洗浄液の価格もまた販売店によって異なります。販売店ごとの価格を調査して一覧表にまとめているので、気になる方は参考にしてみてください。
CANONの洗浄液はこちら CANONの洗浄液販売ショップリスト
ノズルチェックで異常を確認したら、次にヘッドクリーニングを実行しましょう。ヘッドクリーニングの方法が分からない、初めてなので心配というプリンタートラブル初心者の方のために、写真付きでヘッドクリーニングの手順を紹介しています。
ヘッドクリーニングは、インクの消費量が多いので洗浄カートリッジを購入してからの方が経済的ですし、インクの目詰まりも解消しやすくなります。私も、利伸さんからアドバイスを受けて洗浄カートリッジを初めて購入しました。使い方はとても簡単(インクカートリッジと、使い方はほぼ同じです^^)ですよ!
ヘッドクリーニングを繰り返してもCANONプリンターの目詰りが直らない場合があります。
ヘッドクリーニングをするとインクも大量に消費してしまうので、そのまま繰り返すのではなくまずは時間をおいて使用してみてください。
手順としてはまず、プリンター内のインクを全て取り外します。その後、プリンターの電源を切り、コンセントを抜いてください。
そして、色が出にくいインクを軽く振った後、すべてのインクを再び取り付けます。そのまま数十分放置した後電源を入れて、再度ヘッドクリーニングを行いましょう。放置することでインクが馴染み、目詰りが解消されることがあります。
CANONのインクジェットプリンターの人気のシリーズ「PIXUS(ピクサス)」は、A4サイズからA3サイズまでをカバーしています。プリンター機能のみの機種からコピーやスキャン機能付き、さらにファクス機能付きまで用途に合わせて選択可能です。ハイスペック重視やランニングコスト重視など、シリーズの現行機として25種類(2021年2月時点)の展開。シンプルに使いたい人から、自宅での業務やオフィスなどに使いたい事業主まで、幅広い人のニーズに応えていることが特徴です。スマホやクラウドとの連携機能も搭載しています。
「GIGATANK(ギガタンク)」は、名前の通りインクの特大容量タンクを備えているプリンターシリーズです。カートリッジ式のプリンターと比べて、1枚あたりの印刷コストを抑えられるのが特徴。インクコストは、A4モノクロで1枚およそ0.5円、A4カラー印刷で約1.0円です。在宅ワークやテレワークなど、自宅で大量のプリントを行わなければならない人にとって利用価値が高いといえるでしょう。もちろん、特大容量タンクによってインクの交換頻度が少なくなっていることもポイントで、エコノミーモードを利用すればブラック印刷で最大8,300枚印刷可能という枚数も見逃せません。
機種によって若干の差はありますが、インク補充時の注入過多を防止する機能やメンテナンスカートリッジが自分で交換可能など、メンテナンス性が高いことも魅力です。
「TR SERIES(TRシリーズ)」はプリント画質の美しさにこだわりたいと考えるユーザーに対してCANONがおすすめしているビジネスシリーズです。A4サイズまで対応可能な機種は、プリント機能のみのモデル「TR703」とファクス機能付きの4.3型液晶コンパクト複合機「TR8630」の合計2種。A3サイズまでプリントできる機種が、ADF搭載・有線LAN対応のコンパクト複合機「TR9530」の1種類です。(2021年2月時点)プリンターの用途や利用環境といったニーズに応じて、自分にあったものを選択できます。
印刷品質と印刷速度の両方を維持している点も魅力的。モノクロ約15枚/分、カラーでも約10枚/分というスピードに、こだわりが見えます。
CANONのビジネスインクジェットプリンターとして、業務に求められる各種機能だけでなく、低ランニングコストとスピード印刷をまとめてカバーするシリーズが「MAXIFY(マキシファイ)」です。MAXIFY用に開発された、キヤノンビジネスインクジェット専用インクを利用することで、プレゼン資料を作る際にも耐久性や視認性に優れた印刷を実現できます。また、1枚目を印刷している間に2枚目の用紙をセットする「重ね連送システム」によって、1分間に24.0枚(モノクロ印刷)もの印刷速度を実現してくれます。
その他、用紙を取り換えする手間が省ける「同時両面スキャン」や「自動両面印刷」など、便利な機能も充実しています。
「G1/S1」は、プロの写真家が求める高いレベルに応えられるよう、CANONが徹底的に印刷品質を追求した、新世代型プロスペック・プリンターです。10色顔料インク「LUCIA PROインク」に新マットブラックインクを採用した「PRO-G1」と、発色性に優れた新8色染料インクを搭載した「PRO-S1」の2機が展開されています(2021年2月時点)。きめ細やかさな黒色にこだわるのか、色彩の美しさにこだわるのかによって、機種選択が可能です。
またノズルやインクの目詰まりを自動検知する精密なセンサーを搭載しており、プリントミスの低減や目詰まりといったエラーを防止します。